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JANIC合同事業のご報告!NGOの連携・協働体制
Jun 24, 2022
一食平和基金と合同で「NGO切磋琢磨応援プロジェクト」を実施しております、国際協力NGOセンター(JANIC)より、プロジェクトのご報告をいただきました。有志NGOがグループをつくり、協力して取り組む最新の課題の一例もご紹介されています。ぜひご覧ください!
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一食平和基金様と一緒に「NGO切磋琢磨応援プロジェクトⅢ」合同事業を実施していますJANICの山田です。本事業は、SDGsや持続可能な社会の実現のために重要なセクターの一つであるNGOに対して、組織基盤強化や、連携・協働システムを構築しサポートしている事業となります。
主な活動は、NGO等の連携・協働体制を進める「ワーキング・グループ」の推進と「国際協力カンファレンスHAPIC※」(通称ハピック)の強化を実施しています。
ワーキング・グループ活動では、昨年新しく3つのテーマが設立され活動を開始しました。設立背景と共に少しご紹介いたします。
1.ジェンダー平等推進 ワーキング・グループ
NGOや国際協力を推進する私達の組織や事業の中でも、ジェンダー平等は中々達成されていない現状があります。本課題を解決するために「2024年までに日本の国際協力NGOとその他のアクターの中でジェンダー平等を推進するガイドラインが普及する」事を目標に活動を開始し、対外イベントやガイドライン作成を行いました。イベント参加者からは、「勉強になりました!LGBTQに関する指針と行動規範は作ったものの、まだまだやるべきことがあるなと痛感しました。」等コメントも頂き、本取り組みの重要性を実感しています。
<ジェンダー、PSEAH(性的搾取・虐待、性的 ハラスメントからの保護)、子どもと若者のセーフガーディングについてのイベント>
2.アフガニスタン ワーキング・グループ
2021年8月タリバン政権によるアフガニスタン政変後、人権侵害や迫害が起きる可能性から、日本のNGOでも、退避支援、緊急支援等が実施されてきました。刻々と状況が変化する中の対応が必要となり、アフガニスタン支援をしている組織同士の繋がりと情報共有のために設立され、情報共有会や今年の6月には、再度アフガニスタンの継続支援を検討頂く機会としてイベントを実施しました。参加者は国際協力問わず、一般の方や学生からも多く参加頂き、「日本に避難しているアフガニスタンの人たちの現状を知り、心が痛みました。日本へ避難している人々への支援、教育支援など皆様の支援活動が本当に必要とされていることがよくわかりました。」との感想を頂きました。8月には政変から1年となる節目でもあるため、本ワーキング・グループ活動も推進していきたいと思っております。
<アフガニスタン支援の“今“イベント>
3.支援の現地化 ワーキング・グループ
NGOの主要活動でもある現地人道支援のシステムにおいて、現地アクター主導へどう変革していくかを調査研究するために設立され、イベントや勉強会など実施しました。
また、本ワーキング・グループのメンバーである(特活)難民を助ける会さんが、2021年度外務省NGO研究会を受託し、調報告書を作成しました。
参考:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/100331939.pdf
・ハピック2022
ハピック2022では、国際協力や最新のテーマにおいて、3日間にわたり31セッション600名以上の方々にご参加頂きました。
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昨年は、ミャンマーや香港、ウイグル等の民主化運動も変革、アフガニスタンの政変、ロシアによるウクライナ侵攻など、国際社会や情勢も大きく変化した年であったかと思います。
日本のNGO等も環境や社会に適した組織運営をしながら、その時必要な支援や方法を検討し、活動をしていく必要性があります。
社会情勢や国際社会が刻々と変化する中、個々のNGOの力を発揮しつつ、協働・連携を推し進め、持続可能な社会の実現に少しでも貢献できるように今後も活動していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。