ブログBlog

一食の推進ツールがリニューアル!

Mar 14, 2024

みなさん、こんにちは!一食事務局です。
今年1月より、「こころがよろこぶ一食」をテーマに、新たな「一食を捧げる運動中期計画」がスタートしました!その取り組みの一環として、一食運動のロゴマークや物品(献金箱・チラシ)がリニューアル!
みなさんの一食運動の実践や推進にご活用ください。

1.ロゴマークについて

 色も大きさも違うさまざまな形が、大きな楕円に包まれています。これは、姿・形・価値観・思想など、さまざまに異なる者同士が、一つの世界で認め合い、寄り添い支え合っている様子を配した、一食の精神性を表現したロゴとなっています。

2.献金箱について


 献金箱もリニューアルしました。青空をベースに一食ロゴを中央に配し...

一食地域貢献プロジェクト2023のご報告

Feb 28, 2024

こんにちは!一食事務局です。
今回は、昨年実施された「一食地域貢献プロジェクト2023」についてご報告いたします。

昨年は、全国で91教会にご参加をいただき、178の非営利団体へ一食の支援が届きました。前年比で、参加教会数・支援団体数共に約2割の増加となりました!(2022年は79教会145団体)

支援先の事業分野としては「貧困(飢餓)の解消」が最も多く45.3%、次いで「保健・医療・福祉」が28.4%、「教育・人材育成」が21.6%といった具合でした。貧困(飢餓)の解消の分野では、子ども食堂を実施している団体を中心に、経済的に厳しい状況にある子どもたちに栄養のある食事と共に安心できる居場所を提供す...

「ドリーム・ギフト」がはじまります!

Feb 22, 2024

2024年、いちじきキッズチャレンジ「ドリーム・ギフト」が新たにはじまります!
紛争下で厳しい生活をおくる子ども達に今一番必要としているもの(文房具や給食など)とお手紙をギフトとしてプレゼントする活動です。今回は、ウクライナの子どもたちへお届けします。

なお、本ホームページ内に「ドリーム・ギフト」ページが新設されました(*^▽^*)支援先の情報や取り組み方など載っておりますのでぜひご覧ください!
「ドリーム・ギフト」ページはこちら

また、お友だちをお誘いするときなど、こちらの「ドリーム・ギフト」チラシをよろしければご活用ください(*^▽^*)
チラシのダウンロード Dream-Gift-チラシ(PDF)...

福島復興支援事業 事業視察に行ってきました!

Feb 14, 2024

みなさん、こんにちは!一食平和基金事務局です。
1月30日に「一食福島復興・被災者支援事業」の視察に行ってきましたので、その様子をご報告いたします。
事業運営で連携をしている「うつくしまNPOネットワーク」の案内のもと、支援先団体である「富岡町3.11を語る会」を訪れました。
同団体は、3.11発災時の富岡町で起こっていた町民のリアルを、語り人(べ)として口演して回ることを主として活動されています。代表の青木淑子さんは、富岡高等学校の元校長先生です。青木さんは、当時の町の様子や避難する方々のことを細かく教えてくださいました。

(教えていただいたこと)
発災当時、富岡町の人口は約15,000人でしたが、福...

カンボジア、焚書坑儒を越えて

Jan 31, 2024

カンボジアのプノンペンで仏教研究復興支援を行っている一食平和基金事務局の手束耕治です。現在進めている事業についてお伝えします。
古より世界の歴史において、宗教に対して激しい弾圧があったことが記録に残っています。その中でもアジアでは秦の始皇帝の焚書坑儒は過激な宗教弾圧として知られています。近代では日本の廃仏毀釈や中華人民共和国の文化大革命などがありました。しかしそれよりもっと過激で、人類史上最も過酷な弾圧が1970年代にカンボジアで起こりました。
カンボジアは紀元前後から仏教が伝来し、その後約2000年に亘って全土に仏教が普及し、現在は仏教を国教とする信仰心の厚い仏教国です。しかしながら宗教や旧文化...

トルコ地震被災者支援活動

Jan 12, 2024

一食平和基金のご支援を受け、『トルコ地震被災者支援活動』を実施している特定非営利活動法人アムダ理事の難波妙です。 2023年2月6日未明、トルコ南部を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生しました。この悲惨な災害により、45,089人が亡くなり、1,971,589人が避難生活を余儀なくされました。(3月1日、トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)発表)アムダは2月11日、医療チーム(医師1人、看護師1人、日本在住トルコ人調整員1人)を現地に派遣しました。その後、更に医師1人、看護師1人を追加派遣し、トルコ及び地元医師会と協力し、トルコ・アドゥヤマン (Adiyaman)県を中心に健康相談や物資の...

レバノンのパレスチナ難民キャンプからゆめポッケ配付のご報告

Dec 12, 2023

レバノンのパレスチナ難民キャンプで、ゆめポッケを配付してくださっているパートナー団体「社会福祉と職業訓練のための全国協会(NISCVT)」から、今年の報告が届きました。
2023年は78の幼稚園で11,560人の子ども達にポッケを届けてくださいました。

◇概要
レバノンには70年以上前から約20万人のパレスチナ人難民が暮らしています。加えて、シリア内戦以降は多くのシリア人が避難しており、人々は経済的にも社会的にも非常に厳しい生活環境に直面しています。
こうした中、NISCVTは、パレスチナ人とシリア人のすべての子ども達を幼稚園と補習クラスに入学させています。私たちの目的は、子ども達が学習スキルを習得で...

ミンダナオ子ども図書館より、ゆめポッケの取り組みについて

Nov 24, 2023

ミンダナオ子ども図書館(MCL)財団の管理責任者をしているノエミ・F. パセテと申します。MCLはフィリピンのキダパワン市マノンゴル地区に事務所を置く、非宗教、非政治、非営利の組織で、絵本の読み聞かせ、奨学金の支給、育児放棄された子どもたちの支援、医療支援、農業/植林、保育所建設、自然災害や人災の際の活動(救援活動、立正佼成会からのゆめポッケの配付)などを行っています。

私たちは、ミンダナオ島の紛争に巻き込まれやすい地域や武装集団に囲まれている地域、子どもたちが置き去りにされるような地域で子ども達の現状を目の当たりにしました。貧困のため、子どもたちは学校に通うことが難しく、学校もコミュニティから離...

すべての人が医療サービスを受けられますように

Oct 30, 2023

 一食平和基金と合同で、「スワスト・セバ(立正佼成会メディカルサービス)」を実施しているNGO法人立正佼成会バングラデシュのオヌズ・ボルアです。
 バングラデシュにおける保健衛生環境は劣悪であり、遠隔地に住む人々は保健衛生分野のサービスを十分に受けられていない状態です。彼らの中には無資格で保健サービスを施す人たちによる誤った処置や医療ミスを被っている人もいます。ほとんどの人が、有資格の人たちに診てもらうための治療費を払えるほどの余裕がありません。このような状況を考慮して、私たちは貧しい人々の家の近くでの無料による医療サービスを実施しています。
 バングラデシュの医師や医療スタッフの数は日本に比べるとかな...

モンゴルにおける取組みについて

Oct 27, 2023

国際伝道グループ・モンゴル拠点担当のボルドです。立正佼成会ウランバートル支部が一食平和基金と合同で実施している「モンゴルにおける医療事業」について報告します。

医療サービスを受けられない貧困層や医療機関から離れている遠隔地に住んでいる人たちを対象に、無料で健康診断の提供・衛生用品の配布をする事業を行っています。最初は専門医をしている会員にサポートして頂きながらスタートしたこの事業は今年で13年目を迎えます。コロナ禍前は健康診断の提供のみがメインの事業でしたが、コロナ禍中からは、多くの人の健康維持に貢献するのに、健康診断だけではなく予防も大事であるということから免疫をあげるビタミン剤と衛生用品を含...

ともに味わう学ぶ喜び

Oct 14, 2023

一食平和基金と合同で「バングラデシュ貧困地域への学用品支援プロジェクト」を実施しているNPO法人立正佼成会バングラデシュのオヌズ・ボルアです。
この事業は、2021年1月から開始し、NGO立正佼成会バングラデシュとして初めての事業であり、現在3年目に入っています。
バングラデシュにおける教育の問題は深刻です。経済成長率だけを見ると大幅な向上が見られるものの、GNPはまだまだ低く、貧富の差は拡大し、児童労働に頼る貧困層はいまだ多数を占めている状況です。労働を余儀なくされている児童・生徒は勉強したくてもできません。たとえ勉強する時間があっても学用品を購入できずにいる児童も多いのです。国民の識字率76....

満腹で教育を受けられる喜びを子どもたちへ:アフガニスタン・ブレッドプラス(栄養強化パン)事業

Sep 28, 2023

一食平和基金と合同事業を実施している特定非営利活動法人ジェンの池田です。合同事業は、紛争や災害の影響で厳しい暮らしを余儀なくされた人びとが、再び自身の力で暮らすことが出来るよう、その歩みを支えることを目的としています。被災された方がたが心のエネルギーを取り戻し、地域の人びとと支え合いながら、復興を目指せるような支援活動を実施することを大切にしています。

今回は、2022年度に実施したブレッドプラス(Bread+)事業についてご紹介します。
ジェンは、一食平和基金のご支援を受けて世界各地で支援活動を実施しており、アフガニスタンも例外ではありません。アフガニスタンでは、40年も続いた紛争、洪水や地震等...

子供たちに自らの将来を切り開く力を

Sep 09, 2023

一食平和基金と合同で、南アフリカにおいて「困難な家庭環境にある農村部の子ども・青少年の支援事業」を実施している日本国際ボランティアセンター(JVC)の橋口です。「一食を捧げる運動」の実践者の皆さまには、日頃より温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。活動についてご報告致します。

 

◇南アフリカ社会の背景事情
アパルトヘイト廃止以降、長らく日本国内の主要な報道からは遠ざかっていた南アフリカ共和国(以下、南ア)。昨今では専ら再活性化するBRICSやロシアに対して中立云々と言った話題で持ちあがることが増えました。印象としては新興国の中でもケープタウンやヨハネスブルクのような大都市を抱える「...

避難先で描いた絵が語る

Aug 10, 2023

 一食平和基金の支援を受け、「ウクライナ避難民支援」をしている日本チェルノブイリ連帯基金の神谷 さだ子です。
 ウクライナへのロシア軍の攻撃は停戦の見通しがないまま、続きます。ザポリージェ原発がロシア軍の支配下にある隣国ポーランドに核が配備されるというようなニュースが流れると、チェルノブイリ原発事故の放射能被災地で活動してきたJCF/日本チェルノブイリ連帯基金はとても心配になります。

 2022年2月24日、ロシア軍のウクライナ侵攻のニュースを聞くやいなやチェルノブイリ支援で共に活動したロシア・ベラルーシ・ウクライナの人々がどうされているか、連絡を取りました。ウクライナの西端の街ウジホロドには、戦火を逃...

武力抗争の影響を受けた地域で、子どもたちの教育の機会を支える

Aug 04, 2023

一食平和基金と合同事業を実施している特定非営利活動法人ジェンの池田です。合同事業は、紛争や災害で厳しい状況にある方々が、再び普通の暮らしを取り戻そうとする営みを支えることを目的としています。2022年も、世界各地で約171,185人に及ぶ方々を支えさせていただきました。

今回はその中で、一食平和基金のご支援を受け、武力抗争の影響を受けた地域で子どもたちの教育機会を支えさせていただいた事業についてご紹介します。

 

パキスタンのハイバル・パフトゥンハー(KP)州・クラム県は、アフガニスタンとの国境に面しており、過去6年にわたる武力抗争が、人びとの暮らしに影響を及ぼしている地域のひとつです。教...

トルコ・シリア地震、緊急支援活動のご報告

Jul 22, 2023

一食平和基金のご支援を受け「トルコ・シリア地震 緊急支援」を実施いたしました、WFP国連世界食糧計画の公式支援窓口である認定NPO法人・国連WFP協会で、法人様ご支援・連携の担当をしております松本聡子と申します。
一食平和基金の皆様からはいつも温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。また、2月に発生したトルコ・シリア地震に際しては、多大なご支援をいただきまして、心より感謝申し上げます。
この度は、同トルコ・シリア地震に対し国連WFPが実施しました支援活動や、現地からの声をお届けいたします。

 

命を繋ぐ国連WFPの支援
「地震が起きたとき、私は子どもたちと一緒に急いで階段を下りて道路に...

国際協力に携わる人たちのつながりへ

Jul 08, 2023

一食平和基金と合同で、「NGO切磋琢磨応援プロジェクト」を実施しているJANICの伊藤です。 貧困削減などのSDGs達成を目指し、国内外の社会課題に取り組む組織や職員、関係者の連携のサポートを行っています。

主な活動は、国際協力に取り組む人たちが組織を超えて学習・情報共有・提言をすることができる「ワーキンググループ」の活性化と、年1回開催の会議「HAPIC(ハピック)」(『課題解決の先へ。-HAPPINESS IDEA CONFERENCE』)の強化です。

 

■ワーキンググループ活動 一団体では取り組むことが難しい共通テーマについて、グループの力で問題解決・課題達成を図る取り組みがワーキンググル...

コミュニティの協力とスタッフの献身

Jun 21, 2023

 一食平和基金のご支援により、「マダガスカル南部ベルーア郡における干ばつによる飢餓に苦しむ住民への医療支援事業」を実施した、AMDA社会開発機構(アムダマインズ)の江橋です。

 経済的、環境的に脆弱な状況にあるマダガスカル共和国の南部地域は2021年、40年に一度というレベルの干ばつに見舞われました。新型コロナウイルス感染症による影響も重なり、困難な生活を余儀なくされた住民に対し、現地NGO「ASOS(アソス)」と連携して巡回診療を行いました。世界で4番目に大きい島、マダガスカルの南端に位置するベルーア郡の70村で、飢餓に苦しむ住民、特に弱者である5歳未満児とその母親、妊産婦ら約1万人に必要とされる...

日本に逃れた難民への理解と、支える人材の広がりを目指した取り組み

Jun 13, 2023

一食平和基金の支援を受け、「国内難民支援に関する理解促進のための情報発信、人材育成、難民の社会統合に向けた支援」事業を実施している難民支援協会(JAR)の吉山昌です。皆さまからは長年ご支援を受け、今日を迎えることができました。厚くお礼申し上げます。

 
〇事業の概要  紛争や人権侵害等により故郷を追われた方々が2022年半ばに世界で1億人を超えたことが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から発表されています。昨年から今年にかけても、日本でも報道されるミャンマー、アフガニスタン、ウクライナやスーダンをはじめとする各国で紛争や迫害、人権侵害が続き、難民が増加し続けました。

しかし日本は難民...

マラウイの学校給食事業

May 23, 2023

3月に一食を捧げる運動が支援しているマラウイの学校給食事業地を訪問しました!

マラウイ赤十字社(MRCS:Malawi Red Cross Society)が行っている事業で、月~金曜日の朝に子どもたちにお粥を提供しています。

 今回訪問したルーラ小学校では、学校のない土日には食事を食べない子どもも少なくないとのこと。

学校に行けば朝食が食べられ、栄養を補うことで勉強に集中することができる。事業開始から1年経ちませんが、学校に通う子どもの人数は583人から602人に増え、試験の成績上位者リスト(地域にある12校の生徒が対象)にはルーラ小学校の生徒の名前が多く載っていました。

 

また、お粥の材料となるトウモロコシ...

○○円でどんな支援ができる!?

May 14, 2023

こんにちは!

いつも一食を捧げる運動にご協力いただきありがとうございます!

 

一食啓発月間にちなみ、本日のブログでは「○○円でどんな支援ができる!?」という内容で、一食平和基金が現在行っている支援についてみなさんにご紹介します。

 

国連機関の発表のよると、2022年に紛争や迫害により故郷を追われ難民・避難民となった人の数は史上初めて1億人を突破し、さらに飢餓状態にある人の数は8億2800万人にのぼるとされています。

現在、一食平和基金では、「飢餓・貧困の解消」、「教育・人材育成」を重点分野として、様々な状況下で苦しんでいる方々への支援を行っています。

では、具体的にどのような支援が行われているのでしょうか?...

いまさら聞けない?!一食緊急支援について

Apr 29, 2023

みなさん、こんにちは!一食平和基金事務局のMです。

 今回は「一食緊急支援」について、一食事務局に入って日の浅い私が日ごろ気になっていたことを色々学んだので、皆さまにご紹介したいと思います。

 まず、緊急支援のスピードについてです。一般的に行われている義援金募金などに比べ、支援までのスピードが早いと感じていたので、違いについて事務局で聞いてみました!
 
 一般的な募金の場合、何かが起こってから①現地調査 ②支援計画立案 ③募金を開始 ④一定期間経過後、その時点での金額で支援。・・・と、このようなステップで支援が行われており、実際に支援金が現地に届くまで早くてひと月、ふた月はかかるそうです。

 一食緊急支援の場合...

「アフリカへ毛布をおくる運動」 日本からの最後の毛布がアフリカの方々に届きました

Apr 13, 2023

日本からお寄せいただいた毛布の最後の現地配付活動を見届けるため、3月16日~25日の日程で、支援先であるアフリカのモザンビークとマラウイを訪問しました。

 

3月20日、モザンビークの現地配付パートナー団体であるクリマ(KULIMA)の案内のもと、毛布を配付するマゴアニ地区を訪れました。「クリマ」は、バンツー諸語で“耕す”という意味をもつ団体で、農業開発・保健衛生・教育・災害時の緊急支援・社会的弱者の支援・環境など様々な分野で事業を行っている団体です。

2000年からアフ毛のパートナー団体として、約15万枚以上(2022年時点)の毛布を各家庭や個人に届けてきました。

 

配付時にお会...

2022年、ミャンマーにおける国連WFPの食料支援活動ご報告

Mar 15, 2023

一食平和基金のご支援を受け「ミャンマー学校給食事業」を実施する、WFP国連世界食糧計画の公式支援窓口である認定NPO法人・国連WFP協会で、法人様ご支援・連携の担当をしております松本聡子と申します。

 

一食平和基金の皆様からの継続的なご支援に、心より感謝申し上げます。

この度は、昨年2022年度のミャンマーにおける活動につきまして、学校給食支援を中心にご報告いたします。

 

ミャンマーでは、2021年の軍事政権発足以降、国内の状況に改善は見られません。基本的な食料品の市場価格が前年より60%近く上昇し、また武力衝突や経済破綻もあいまって、人口の4分の1にあたる1,320万人が食料不...

福島は温かかったです

Mar 08, 2023

みなさん、こんにちは!一食平和基金事務局のMです。

今回は2月22日に福島へ行ってきたことをご報告いたします。

 

2月22日、事業実施団体「うつくしまNPOネットワーク」の案内のもと、助成支援団体である「Cotohana(コトハナ)」さんを訪れました。
コトハナさんは、東日本大震災以降の、パパママの子育てに関する支援を広く行っている団体です。震災によって最新の情報が思うように届かなくなってしまった子育て世代の方へ向けた冊子を作り、フリーペーパーとして沢山の地域・場所へ配っています。

 冊子を開くと、夜間対応ができる病院(小児科)の情報や、院内で処方ができるかなどの健康をサポートする情報や、子連れで遊びに行...

福島で子育てをする家族を支えたい

Mar 08, 2023

こんにちは!一食事務局のKです♪

今日は、2月22日に福島を訪れた時のことをお伝えします。

 

一食平和基金では、東日本大震災の復興支援として、被災地で活動している団体に支援を続けてきました。

今回の福島視察では、事業実施団体「うつくしまNPOネットワーク」の案内のもと、助成支援団体である「Cotohana(コトハナ)」さんを訪れました。コトハナさんは、いわき市や双葉群を中心に3名の若いお母さんたちが中心となり、「『ここで子育てしてよかった』と、楽しく子育てする家族が溢れる地域」を目指して、子育て支援を通じた地域づくりに取り組まれている団体です。一食平和基金の支援は、特に地域情報誌の発行に役立たれていま...

マラウイにおける市民登録の権利とHIV治療

Feb 25, 2023

マラウイにおける市民登録の権利とHIV治療 - ドリームとブラボー両プログラムが推進

 

立正佼成会の支援により、聖エジディオ共同体が実施する、DREAMとBRAVOプログラムがマラウイで効果を発揮しています。DREAMプログラムは、ムテンゴ・ワ・ンテンガの保健センターにて、HIV/AIDSの治療とHIV陽性の妊婦とその子どもに対するPMTCT(母子感染予防)サービスを提供しています。一方、BRAVOプログラムは、バラカ地区のすべての子どもたちへの出生証明書を確保することに重点を置き、出生未登録であることによる様々な虐待を予防しています。 長年にわたり、DREAMプログラムはPMTCT(母子感...

「一食地域貢献プロジェクト」2022のご報告

Feb 14, 2023

こんにちは!一食事務局のMです!
初のブログ投稿となります。若干緊張してます 笑

さて、先月は「一食地域貢献プロジェクト」2022にお取組みいただいた教会から、報告書のご提出をいただきました。
全国79教会にお取組みいただいた支援の輪は、145団体への貢献となり、地域へ根差した温かい支援の輪が一段と大きく広がりました!

一食を通じたまごころは、子ども食堂やフードバンクなどに代表される困窮家庭への支援をはじめ、教育や福祉分野など、実に様々な方面へ役立てることができたとの報告をいただいています。
一部ですが、成果や喜びの声など、ここでご紹介させていただきます。

 

〇プロジェクトに参加した教会からいた...

NISCVTよりゆめポッケ配付報告~レバノンで多くの笑顔が見られました~

Jan 31, 2023

こんにちは!一食事務局のKです!
皆さまよりお寄せいただいたゆめポッケがレバノンに住むパレスチナ難民とシリア難民の子どもたちに手渡されました。
現地から報告が届きましたので、皆さまにご報告いたします。

2021年にお寄せいただいたゆめポッケのうち10,155個がNISCVTを通じて届けられました。
配付先の学校や幼稚園で、先生からゆめポッケについて子どもたちにお話をしていただき、ゆめポッケの配付が実施されました。

現地の方のコメントを紹介します。

〇受け取った子どもからのコメント
「私はNahr el Baredのキャンプから来たアヤ・メーリヒジです。ゆめポッケが私の幼稚園に届いたとき、とても嬉しかったです。私...

夢と笑顔と希望と平和を届けたゆめポッケ

Jan 14, 2023

一食平和基金のご支援で、アフガニスタンでゆめポッケを配付させていただいている特定非営利活動法人ジェン・アフガニスタン事務所長代行のハミドゥラです。

ジェンは2001年からアフガニスタンで教育、水衛生、生計支援、緊急支援などの分野で活動しています。私は2011年にジェンに入職して以来、一食平和基金様のゆめポッケの配付に関わらせていただいてきました。

この国の教育制度は、40年以上にわたる持続的な紛争によって荒廃しています。2021年8月にタリバンが政権を掌握するまでの20年間、就学率の向上が進んでいましたが、現在もこの国の多くの子どもたち、特に農村部の子どもたちや女子にとって、初等教育を終えることは...

災害に見舞われた人びとへの温かな支援の手

Dec 12, 2022

一食平和基金のご支援を受け、アフガニスタンでの支援活動を実施している特定非営利活動法人ジェンの、アフガニスタン事務所長代行のハミドゥラです。

アフガニスタンは、中央アジアと南アジアを結ぶ地政学的な位置にあり、内陸の美しい国です。

しかし現在、人口の半数以上が食糧難に直面し、慢性的な貧困、栄養失調、ハイパーインフレ、新型コロナの流行、失業率が過去最高となるなどの人道危機にさらされています。また、地震、洪水、干ばつ、雪崩、地滑りなど、常に自然災害に見舞われやすい国でもあります。

2020年8月に発生した鉄砲水では、34州のうち12州が被災し、中でもパルワン県チャリカ地区の被害は深刻で、422棟の家屋が全...

家畜を救うことは、人びとを救うことーパキスタン大洪水の被災地にてー

Dec 12, 2022

一食平和基金のご支援を受け、パキスタンの洪水被災者支援事業を実施している特定非営利活動法人ジェンのパキスタン・アフガニスタン統括責任者のアズマットです。

パキスタンで発生した大洪水は、3,300万人もの人びとが直接被災しました。現状でも被害は大変深刻ですが、被災者の85%が農畜産業に従事しており、農地や農作物、家畜が大きな被害を受けているため、近い将来、更に悪い事態に陥ることが懸念されています。

一食平和基金様のご支援により、ジェンはこれまでも常に、被災されたコミュニティに即座に支援をお届けしてくることができました。今回の災害でも、一食平和基金様はいち早く支援を表明してくださり、ジェンは最も脆弱な...

灰燼に帰したカンボジアの宗教文化の復興を願って

Nov 30, 2022

一食の事業の一つにカンボジア仏教研究所への支援があります。
現地で事業を進めてくださっている担当の手束さんより報告が届きました!

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世界遺産のアンコールワットで知られるカンボジアは仏教(上座部仏教)を国教とし、人々は厚く仏教を信仰しています。
カンボジアを縦断して流れる大河メコンと東...

遠く離れた国でも、見過ごせない気持ちを届けて

Nov 24, 2022

一食平和基金と合同で、「南スーダン緊急支援」を実施している日本国際ボランティアセンター(JVC)の今井高樹です。

 

「世界でいちばん新しい国」の現実

南スーダンは2011年に独立した「世界でいちばん新しい国」(最新の国連加盟国)です。ナイル川が国の中央を流れ雨期には緑が広がる土地に、固有の言語や文化を持つ多くの民族が暮らしています。

独立した喜びもつかの間、2013年に内戦が起きました。2018年の和平合意後も地域的な武力衝突は収まらず、2019年からは3年続きの洪水にも見舞われました。国内外で避難生活を送る人は今も400万人、国民の3人に1人に及びます。

JVCはこの国で避難民や難民への支...

「一食トーク」を終えて…

Nov 18, 2022

みなさん、こんにちは!一食事務局の土屋です(/・ω・)/

 

10月22日(土)、一食オンラインイベント「一食トーク 分かち合おう一食実践」が開催されました!!

当日は全国から約100名の一食推進者さん・実践者さんにお集まりいただき、事務局として「ありがたい!!」この一言につきるイベントになりました。イベントの概要はこちらの記事をご覧ください。

「一食を捧げる運動」 今年の実践を分かち合う 全国各教会から推進担当者ら約100人がオンライン参加 | 佼成新聞デジタル (kosei-shuppan.co.jp)

 

今回のブログでは、イベントの中で挙げられた実践・推進の工夫や課題、事後アンケートで寄せられた質問について、共...

過疎地での血圧測定が妊産婦を救う

Nov 09, 2022

一食平和基金のご支援を受け、「妊産婦死亡削減対策支援プロジェクト」を実施しました特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(アムダマインズ)の田中一弘です。

このプロジェクトは、現地に事務所を構える英国系NGOのWelbodi Partnership(以下、「Welbodi」)と協力し、2021年1月から2022年5月にかけて取り組んだものです。

 

シエラレオネは、妊産婦死亡率が1,120人(人口10万対, 世界銀行 2017年)と世界で最も悪く、実に日本の224倍にあたります。つまり、シエラレオネでは、妊産婦の亡くなる可能性が日本の200倍以上高いということになります。その大きな要因の一つとして...

紛争被害女性への自立支援

Nov 09, 2022

一食平和基金さまのご支援を受け、「コロナ危機下における紛争被害女性のレジリエンス向上及び脆弱層の感染予防支援事業」を実施している認定NPO法人テラ・ルネッサンスのジャコブです。

コンゴ民主共和国中央カサイ州では、2016年8月に紛争が勃発し、以降、少なくとも1,000人以上が死亡、100万人以上が難民・国内避難民となりました。紛争の影響を受け、多くの女性が夫や家族を亡くしたり、住む場所を失い国内避難民としての生活を強いられたり、最低限の生活もできない状況に陥りました。加えて、コロナ渦で経済活動が停滞し、貧困層の生活は困窮している状況が続いています。

 

こうした状況を鑑みて、一昨年度に引き...

給食で子どもたちの心身に栄養を ~マラウイ赤十字社より~

Sep 30, 2022

皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんは「学校給食」という言葉から何を思い浮かべますか?
好きだった給食のメニューや苦手だったメニュー、給食の時間に過ごした思い出など、一言に「学校給食」と言っても様々かもしれません。

一食を捧げる運動では、マラウイ赤十字社からの要請を受けて、学校給食事業を支援しています。アフリカ・マラウイの地で行われている「学校給食」ではどのようなことが行われているのでしょうか。マラウイ赤十字社より報告書が届きましたので、皆さんにお届けします!

マラウイでは農業で生計を立てている家庭が多く、市場に農作物を出して収入を得る、また収穫した農作物で家庭の食卓を賄うことが生活の基盤です。しか...

日本に逃れた難民への理解と共感を目指して

Sep 30, 2022

一食平和基金の支援を受け、「国内難民支援に関する理解促進のための情報発信、人材育成、難民の社会統合に向けた支援」事業を実施している難民支援協会(JAR)の伏見和子です。 皆さまからのご支援に心より感謝申し上げます。

 

〇事業の概要    世界で紛争や人権侵害により故郷を追われた人の数は、2021年末時点で8,930万人となり、さらに2022年に入ってからその数は1億人を超えたとされています。  しかし、日本では難民の受け入れが少なく、社会に統合していくための政策に欠けている状況が続いています。2021年に日本で難民として認定された人はわずか74人。一方不認定となった人は1万人を超えており...

支援の輪が救った命

Jul 14, 2022

一食平和基金と特定非営利活動法人ジェンとの合同事業は、紛争や災害で厳しい状況にある方々が、再び普通の暮らしを取り戻そうとする営みを支えることを目的としています。2021年も、世界各地で約118,000人に及ぶ方々を支えさせていただきました。

 

アフガニスタンでは以前から、困窮している上に衛生的な水を手に入れられず、いつも体調を壊していた方々を、この事業によって支えてきました。2021年8月のタリバン政権発足後の経済制裁によって、アフガニスタン国内の資金が回らなくなり、公務員への給与も支払われず、多くの企業も賃金を支払うことが困難になり、ぎりぎりの暮らしをしていた方々が食べるのにも窮する...