一食ブログBlog

村の住民の健康維持に貢献してくれてありがとう (ハイルハンドラーン村の住民からの手紙)

Nov 12, 2024

モンゴル医療支援プロジェクト・サポーターのツェベルドラムさんからお手紙が届きました!  

こんにちは。私の名前はツェベルドラムです。 75歳、ハイルハンドラーン村の地域支援センターで高齢者のサポートをしています。ハイルハンドラーン村は村全体で11床の公立病院が1軒だけあります。病院は患者の受け入れで手一杯で、住民の健康維持に向けた取り組みはほとんどありません。病気になってもすぐに入院できないので、ハイルハンドラーン村の住民には、病気予防や健康維持に関する取り組みがとても大切です。 この役割を過去3年間モンゴル立正佼成会の医療チームが担ってくれました。医者たちは高齢者や障害者の診察を行い、生活習慣をよくするためのアドバイスを行いました。

 また、ビタミン剤や衛生品が入ったセットは地方住民にとって大事な支えになっています。家で介護を受けている寝たきりの高齢者は10人ほどいますが、訪問診察を行い、家で出来る運動や食生活に関するアドバイスを行いました。 このように、モンゴル立正佼成会の医療プロジェクトはハイルハンドラーン村の住民の健康維持に大きく貢献してくれています。毎年皆さんが来るのを待ちに待っています。

サポーターのツェベルドラムさん


 

一食平和基金の支援を受け、【モンゴルにおける社会的に弱い立場にある方々への無料健康診断等の提供】の事業を実施させて頂いているモンゴル立正佼成会のボルドです。 当プロジェクトは貧困が進み医療アクセスに課題がある地域を選出し、高齢者、障害者、社会的に弱い立場にある地域住民を対象にビタミン剤、衛生品を含めたセットを配布し、健康に関する相談を行う事業です。  今年はウランバートル市内のバヤンゴル区にて医療支援の実施と、健康診断を実施させて頂きました。バヤンゴル区の第18ホロー(丁目)で同プロジェクトを実施するのは初めてで、各区の障害者、高齢者、生活保護を受けている人の調査に基づき、今回の事業では生活保護を受けている高齢者と障害者を中心に25名に健康診断を実施し、衛生品セットを配布しました。  さらに、ウランバートル市内の脳まひの子どもを預かる特別保育園で医療プロジェクトを実施しました。脳まひの子どもを持つ親は離婚率が高く、シングルマザーが多いそうです。また、離婚していなくても脳まひの子どもの世話は普通の子どもよりオムツ替え、投薬、車椅子の使用頻度が多いため、その世話で両親ともに仕事をすることは難しいため、片親しか働けず生活が苦しいと伺ったのでこの保育園を選びました。25名の園児にオムツセットを渡しました。  地方はウブルハンガイ県ハイルハンドラーン村で行いました。ハイルハンドラーン村は、首都のウランバートルから502キロ、車で7時間の場所に位置しています。ハイルハンドラーン村の人口は3,300人で、村全体で11床の公立病院が1軒だけあります。人口に対し医療機関が非常に少ないのでこの村を選びました。同村での健康診断の実施は今年で3年目となり、住民に周知されるようになりました。高齢者や障害者を対象に健康診断を行い、50名にセットを渡しました。ハイルハンドラーン村で3年間連続プロジェクトを実施した理由は同じ場所でプロジェクトを実施することによって、昨年実施した人のフォローができるからです。実際に同プロジェクトによる事業を再利用する人が複数人いました。昨年の受診後の経過を報告してもらい、より正確なアドバイスを伝えることが出来ました。  以上、2024年度は、ビタミン剤を含めたセットを75名に、オムツセットを脳まひの子ども25名に渡しました。また専門医による健康診断を100名に提供させて頂きました。