一食ブログBlog

スリランカ貧困地域への教育支援プロジェクト

Jan 25, 2025

スリランカの貧困地域の小中学校の生徒を対象に文房具・学用品の寄贈をしました。授与された子どもたちのインタビューから喜びの声をお届けします。

★名前―P.G. MALISHA LAKSHAN BANDARA

僕はマリシャ ラクシャン バンダーラ13歳です。

僕の家族は両親、8歳の弟、お婆さん の5人です。父は農業 母は公務員。

今日はとても楽しい時間でした。日本の皆さんから頂いた物を弟にもあげて使いたいと思います。そして友達の中でも分けてあげたいです。とてもすてきな贈りものをありがとうございました。

★名前―K.G.BUDSADI CHANNAR私はブダサディ チャンナラ 11歳。今日はありがとうございました。

とてもうれしかったです。妹にもあげて使います。

家族は両親、妹(幼稚園5歳)、お婆さん お母さんは家にいます。お父さんは外国でお仕事をしています。今日のプレゼントのことをお父さんにもお話したいと思います。

★名前―AMANDHI BANDARA

私はアマンディ バンダーラ15歳、 今年、高校入学のための全国共通試験を受けます。

家族は両親、双子の姉さん、兄さん2人、お婆さん 8人家族です。

お母さんの仕事は学校の先生 お父さんの仕事は農業です。 今日はとてもありがたかったです。将来はお母さんみたいに学校の先生になりたいので、しっかり勉強していきます。

<事業紹介>
Rissho Kosei Dhamma Foundationは、スリランカ政府にローカルNGOとして正式に承認登録の団体です。NGO活動の一つとして、青少年の人材育成や社会貢献が掲げられています。私たちは、毎年、スリランカ国内の貧困地域を調査し、行政や学校の協力を仰ぎながら、学用品の配布活動を実施、継続をしています。2010年から15年間、貧困地区の学生への文房具配布をはじめ、地域の要望に応じて社会貢献に携わっています。Grade 1 [(5)日本の小学校1年生] からGrade 13 [(17)日本の高校3年生]を対象に、学業での必需品を提供し、これからの人材育成と教育支援を担っています。

スリランカ国民の識字率は92%強と発展途上国のなかでも教育熱心な国であり、多くの優秀な子供たちが学びの機会を得ています。しかしながら、地域によっては子どもたちに十分な学用品や文房具が十分でなく学習の機会が失われている現状も見受けられます。さらに近年、コロナ禍が大きく影響し、スリランカ国内の経済破綻や物価の高騰などで都市部と農村部の経済格差が拡大している現在があります。

 

2024年は島の北中部にあたるポロンナルワで小中学校4校合同190名の学生と西部州のキャラニア地区75名の学生に学用品の配布をさせていただきました。物価や輸送費の高騰のなか、265名の学生たちに支援できたことはたいへんありがたいことでありました。冒頭のインタビューの喜びの声は、ポロンナルワからですが、みなさんが一様に兄弟や友人に今回文房具を分けてさしあげたいとの声が聞かれました。一食献金のお慈悲をいただき、私たちが社会貢献事業させていただけてる縁から学生さんたちが菩提心を起こさしめた菩薩となっているということが大きな功徳と感じさせていただきます。また「大人になったらみなさんのように人に施しできていくような人間になりたいです」との声も聞かれました。現場での直接の声を聞かせて頂けるということが、何にもましてありがたい機会を頂戴できていることに感謝申し上げます。まだまだ十分ではありませんが、子どもたちや地域社会に夢と希望、そして生きる力をもって頂けるよう微力ではありますが、スリランカで菩薩行に励まさせていただきます。毎年のお慈悲に感謝申し上げます。