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一食地域貢献プロジェクト2024のご報告
Mar 11, 2025
こんにちは!一食事務局です。
今回は、昨年実施された「一食地域貢献プロジェクト2024」についてご報告いたします。
昨年は、全国で86教会にご参加をいただき、181の非営利団体へ一食を捧げる運動の支援が届きました。
前年との比較で、参加教会数若干の減少が見られるものの、支援団体数は増加となりました!(2023年は91教会178団体)
支援先の事業分野としては「貧困(飢餓)の解消」が最も多く39.8%、次いで「教育・人材育成」が32.0%、「保健・医療・福祉」が25.4%といった具合でした。「貧困(飢餓)の解消」の分野では、子ども食堂を実施している団体を中心に、経済的に厳しい状況にある子どもたちに栄養のある食事と共に安心できる居場所を提供する取り組みへの支援が多く見られました。
教育・人材育成の分野では、一人親世帯の子どもへの無料学習塾、障がい児への学習支援、不登校の子ども達へのフリースクールなど、多岐にわたる団体へ支援が届けられました。
次に参加教会からお寄せいただいた成果や功徳をご紹介します。
―― 成果・功徳 ――
・支援した複数団体に贈呈式へご出席いただき、団体様同士の出会いの場となった。それぞれの立場やセクションで踏み込めない事や、支援できないなどの課題が共有でき、連携が実現してあたたかい地域づくりにつながったと思う。
・贈呈式の対話の際に無料塾の方から学用品は常に足りないとの話を聞き、後日ノート等の学用品を事務局に届けてくれた会員がいた。また、一過性に終わらない様学用品の寄付BOX等を教会に設ける提案もいただけた。
・支援先に贈呈に行ったところ、一食募金が全国の方の真心であることを聞いてくださり、「本当に素晴らしい活動をされている」と感謝の思いを表してくださった。
・・・など、支援金を贈呈するプロセスを通じて、人と人との連携の深まりや、支援金に限らない自発的な支援の提案につながるなど、思いやりの輪が広がる報告を多数いただきました。
また、教会で工夫している事例として報告いただいたものをご紹介します。
―― 工夫している事例 ――
・手作りポスター、及び、募金箱を設置したことにより、主旨の浸透を図り、実際に献金の呼びかけを行うことができた。
・支援先にボランティアとして参加することで、社会で現実に起きている問題に関心を持つようになり、生活に困窮する人々を思いやる気持ちを深めることができた。
・一食について映像で説明したり、団体へのインタビューを行い、会員に分かりやすく説明できたと思う。教会玄関に、一食ニュースと、支援団体の写真、一食募金箱を設置し参拝される方に見ていただけた。
このように、贈呈式や団体との交流のあり方など、各教会の工夫の様子を伺うことができました!映像作品の視聴や自作ポスター、写真の掲示など、視覚的に呼びかけを行う工夫をされた報告も複数いただきました。
最後に・・・
昨年に引き続き、本プロジェクトは、支援先団体とのふれあいを通しながら、一食を捧げる運動の精神を、内外に深める機会として大変有意義なものとなったとの報告を、多数いただきました。また、自分たちが献金した浄財の一部を直接支援金として贈呈し、先方との出会いや共同をとおして、「よろこばれている実感」と「自身のよろこび」が相乗効果的に広がったという会員の感想も伺うことができました!
2025年度の取り組みも3月1日よりスタートしました。より多くの支援の輪が広がること、より多くの方へ一食の精神が広がることを念じつつ、皆さまと共に歩ませていただきます!
ありがとうございました