一食ブログBlog

無事出産でき、赤ちゃんは順調に育っています! ルンさんからの手紙

Sep 09, 2026

こんにちは。ミャンマー出身のルンです。
私は、2025 年4月にシェアで開催されたオンラインの母親学級に参加しました。ちょうど移動しながら、スマートフォンで Zoom に参加していたため発言ができない状況でしたが、いろいろなことを知ることができたので参加してよかったです。母親学級の資料を自宅に郵送してくれていたので、母親学級の最中は移動中で見られませんでしたが、自宅に帰ってから資料を見て復習をすることができました。
私は妊娠性糖尿病だったので、妊娠中に気を付ける食べ物の話や、いつ何をすべきかなどの話が特に役に立ったと感じました。また、送ってもらった資料も妊婦健診で出てくる言葉を確認するときなどに使うことができました。
11 月の終わりに無事男の子を出産でき、生後 3 カ月の頃にシェアの人が通訳さんと一緒に訪問してくれましたが、その頃ジョシュアは夜もよく寝てくれており、幸いなことに、大きな困りごともなく子育てができました。予防接種や赤ちゃんの健診も順調に受けられています。
今、ジョシュアは生後 9 か月になり、毎日新しい表情や動きを見せてくれる、元気いっぱいの子になりました。

 


出産後にシェアの訪問を受けたルンさん

 

 

≪後半事業報告≫
一食平和基金のご支援を受け『母親学級や妊産婦訪問などを活用した外国人妊婦や母親への情報提供促進事業』を実施した、シェア=国際保健協力市民の会の山本裕子です。2025年4月からの1年間、主に東京都内の外国人妊婦や母子が保健医療サービスに適切にアクセスできることを目的として、様々な活動を行いました。
今回は、ミャンマー人妊婦対象に行った母親学級を中心にご報告します。
母親学級は、オンラインで、医療通訳者の協力を得て、ネパール人妊婦を対象に2回、ミャンマー人妊婦を対象に3回の計5回開催し51名の方が参加してくれました。
母親学級の内容は、①妊娠期の栄養(栄養士担当)、②妊娠・出産・子育て(助産師担当)、③産後の手続きと母子保健サービス(保健師またはネパール人保健ボランティア担当)としました。これらの 3 つのテーマはどれも重要ですが、特に「妊娠期の栄養」と「産後の手続きと母子保健サービス」の話は、外国人妊婦にとって欠かせないテーマだと考えています。
例えば、ネパール人妊婦の場合は、母国で栄養について学ぶ機会がほとんどない中で、「妊娠中はたくさん食べていい」と言われており、妊娠中の体重増加が大きい方が多いため、栄養の話は重要です。また、外国人妊婦は、基本的に母子手帳の存在を知らず、妊娠したら母子手帳をもらいに行く必要があることすら知りません。そして出産後は、出生届など国籍問わず行う手続きに加えて、入管で行う子どもの在留資格の手続きなど、外国人住民だけが行う重要な手続きがあるため、産後の手続きと母子保健サービスの情報提供も重要です。

 


ミャンマー人妊婦対象母親学級で栄養バランスについて話している栄養士(右)と医療通訳者(左)

 

ミャンマー人妊婦対象の母親学級では、3 回の開催で合計 19 名の妊婦さんが参加してくれました。
そのうち16名が東京都内在住者で、3名が横浜市、大阪市、さいたま市から参加してくれました。
例えば、3回目(2026年3月)の8名の母親学級参加者からは、「ココナッツミルクや唐辛子は摂取しても大丈夫ですか。」という食習慣の違いを感じられる質問や、「妊娠36週目ですが、歩くのが大変で、自転車に乗っても大丈夫ですか。」「お腹に痛みを感じた場合、いつ病院に行けばいいですか。」という国籍を問わない質問など、様々な質問が寄せられました。
各講師が相談に乗りながら質問に答えつつ、主治医に確認したほうがいいことは、必ず相談するよう伝えました。


ミャンマー人妊婦対象母親学級でミルクの飲ませ方を説明している助産師(右)と医療通訳者(左)

 

母親学級参加者へ、出産後のタイミングで電話などによるアンケートを行ったところ、13名の回答が得られ、ほとんどの人が必要な時期に、乳幼児健診や予防接種にきちんとアクセスできている状況が見えてきました。
今後も、妊婦が正確な情報を得ることができ、地域の保健センターや産科医療機関の助産師などの支えを得ながら、自身の健康を守り、安心・安全な出産を経て子育てしていけるよう、地域の保健センターや産科医療機関などと連携しながら活動を続けたいと思います。