一食ブログBlog

手の届かなかった未来へ―ロネリンさんからの手紙

Oct 09, 2026

BCYFIの奨学金支援事業により2026年7月に大学を卒業されたロネリンさんからのお手紙をお届けします。

 

皆さまの温かいご厚意と惜しみない支援に、心から感謝しています。私たちのような学生を信じ、人生を大きく変えるような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

私が学んだこと、乗り越えてきた困難、そして得ることのできた成果の一つひとつは、皆さまが私たち学生を支えてくださったからこそ実現できたものです。

 

かつては手の届かないものに思えた未来への扉を開いてくださり、

ありがとうございました。そして、自分の夢には挑戦する価値があると

信じさせてくださったこと、何より私の人生の歩みの一部となって

くださったことに、心から感謝しています。

 

ロネリン・C・リザダ 

バターン州立大学 電子工学部(次席で卒業)

 

BCYFIの奨学生仲間で幼馴染のデイブと首席・次席で卒業!(左:ロネリン)

 

【事業報告】

立正佼成会とバターンキリスト教青年会(BCYCC)は、長年にわたり使節団派遣やホームステイなどを通して交流を図ってきましたが、1981年にバターンキリスト教青年財団(BCYFI)が創設されてからは、立正佼成会とBCYFIとの合同事業として、バターン州の貧困家庭の青少年に対する奨学金プログラムやバターン職業訓練学校に対する教材・機器の贈呈などを行ってきました。

 

現在は、貧困家庭の優秀な学生に対し修学支援を行う奨学金支援とバターン図書館・青少年人材育成センター(BLYDC)運営・管理の二つの事業を実施しています。

 

奨学金プログラムでは、ただ奨学金を給付するだけではなく、スタッフによる定期的な家庭訪問や奨学生本人との面談、また奨学生同士でも上級生が下級生の学校生活をケアするなど奨学生が学業に専念しやすい環境づくりとサポート体制が整っているため、他と比較しても人気が高い奨学金プログラムとなっています。

 

これまでに排出した卒業生の数は400名以上にのぼり、現在は行政職員や研究者、学校、銀行等、様々なフィールドで活躍しています。

 

2026年度は4年生11名が無事に卒業し、そのうち2名が首席・次席という優秀な成績を修めました。本年は新たに6名の新入生を奨学生として採用しました。

 

スタッフによる家庭訪問の様子

 

またもう1つの事業であるバターン図書館・青少年人材育成センター(前身はバターン図書博物館)は、「子どもたちに本を読む楽しさを味わってもらいたい」との願いのもと、一食平和基金の支援を受けて、1985年4月8日にバターン州で初めての図書館として開館しました。

 

2020年12月、州の区画整備のためバランガ市ドーニャフランシスカ地区に移転してからは、技術的・学術的な専門書や学位論文などに特化した蔵書を提供しているほか、従来の図書館機能に加えて多目的室や製図室などを備えたセンターとして運営しています。

 

空調システムやインターネット環境の改善を検討するなど、今後は学生だけでなく「地域社会・コミュニティの交流の場」としても広く活用してもらえるよう、利用しやすい場所づくりを目指しています。

 

学生が使用しやすいよう製図台も設置されている