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5月は一食啓発月間!~「一食」とは?担当の発見あれこれ~
Apr 30, 2022
みなさんこんにちは!
一食事務局の土屋です(^^)
5月といえば…ご存じの方も、そうでない方も!
「一食を捧げる運動」の啓発月間ですね。
皆さんにとって「一食を捧げる運動」、や「一食実践日」ってどんな存在でしょうか?
もしかしたら、「お昼ご飯を食べられない日」のように感じている方、いませんか?
お恥ずかしながら、一食事務局に入るまでは私がそうでした(-_-;)
良いことだって分かってはいるけど、とはいえお昼を食べないなんて、そのあとのパフォーマンスに響くじゃん…そもそも朝ごはん食べない派だから、私には合わないんだよね~…。
過去の自分ながら、もったいないですね…(笑)
もちろん、「そんな風にいやいや取り組んでないですよ!」という方もたくさんいらっしゃると思います!
一食を捧げる運動で一番大切なのは
食事や嗜好品を抜くことそのものではなく
世界平和のための祈りを、いつでもどこでもだれにでも、実践にうつせること、にあります。
ちょっとそのことを噛みしめる出来事があったので、お分けしたいと思います。
2月末からのロシアのウクライナ侵攻を受け、一食平和基金ではいち早くUNHCRとWFPを通じて、ウクライナ国内外へ避難している人々への緊急支援を実施させていただきました。
連日の報道で、私たちは暴力や政治闘争によって日々の生活が脅かされている、突然破壊される、という状況を目の当たりにしました。
多くの方が、自身の生活を省み、平和に過ごせることのありがたさを、「何か彼ら・彼女らのためにできることはないか」という願いを強く感じられたのではないでしょうか。
そんな時、とある方から「だから、今こそ“一食”なんですよね」とのお声をいただきました。
その方は、今回のウクライナ侵攻に心を痛め、同時にこれまで、平和のために本気で何かをするということがなかった自分を省みたそうです。
その時、「一食を捧げる運動」のことが思い出され、争いや困難が起きたときに対処すればいいのではなく、日ごろから、他者を思い、分かち合う心をつくる、その実践が「一食」だったんだ!と思い至ったことを教えてくださいました。
ほんっとうに、そのとおりだと思います。
かつての私に繰り返し読んでほしいです。
「一食を捧げる運動」へ寄せていただいたご浄財は、すべてがウクライナへ行くわけではありませんが、
あの光景は、世界のどこかで、いつも絶えず繰り返されてきたものです。
紛争だけではなく、気候変動や天災による飢餓や貧困もあります。
これまで一食が支援を続けてきたアフガニスタンやシリア、ミャンマー、エチオピアなどなど…。
日ごろニュースには上がらない地域にもたくさんの「苦しみ」を抱えた人々が、今も、います。
一食を捧げる運動では、そんな目に見えにくい、支援の行き届きにくいところへも、
実際に現地で苦に分け入る活動をしていらっしゃるたくさんの団体・事業を通して支援させていただいています。
地域や分野を幅広く支援できるのも、そして、今回のウクライナのように、緊急事態への支援をいち早く行うことができるのも、
「すべての人々の幸せのために」という祈りを献金として行動にうつしていただいたがゆえです。
一食を捧げる運動とは「他者を知り」「寄り添い」「行動する」という実践のことです。
3つの精神「同悲」「祈り」「布施」とは、まさにこのことであると思います。
だから、本当は人によって、実践の形は違っていいし、お昼ご飯を食べたっていいのです。
自分にとっての3つの精神を実践するとはどういうことなのか?
その意識のもとに行われた献金は、広い意味で「一食を捧げる運動」といって差し支えないのではないでしょうか。
5月の啓発月間は、ぜひ「私にとっての“一食”とは」を、みなさんと今一度、考えていけたら幸いです。
そして、この取り組みを絶やさず、今日まで支えてくださった皆さんに、改めて最大限の感謝をお伝えしたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。
今後ともどうぞ「一食を捧げる運動」をよろしくお願いいたしますo(*⌒―⌒*)o