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バターン青少年人材育成事業
バターンキリスト教青年財団毎年、大学で学びたいという多くの青少年が奨学金プログラムに応募しています。選考の過程では、筆記試験に加えて、実際の経済状況を確認するためにスタッフが応募者の家庭を訪問、本人や家族にインタビューを行うほか、BCYFIの理事らによる個別面接もあります。2021年現在、34名の奨学生が在籍しています。在学中は、ソーシャルワーカーやBCYFIのスタッフが家庭訪問を行ったり、奨学生の先輩たちが相談にのるなどして、奨学生の学業と生活をサポートしています。
バターン図書館・青少年人材育成センターは、バターンに暮らす人々の図書館・研究活動を支援する公共図書館であり、交流や教育を行う青少年育成の場として提供されています。
背景
立正佼成会とバターンキリスト教青年会(BCYCC)は、長年にわたり使節団派遣やホームステイなどを通して交流を図ってきました。また、両団体はフィリピンでの支援活動においても協働。1981年にバターンキリスト教青年財団(BCYFI)が創設されてからは、立正佼成会とBCYFIとの合同事業として、バターン州の貧困家庭の青少年に対する奨学金プログラムやバターン職業訓練学校に対する教材・機器の贈呈などを行ってきました。
現在の事業は、奨学金プログラムとバターン図書館・青少年人材育成センター(BLYDC)運営の二つから成り立っています。奨学金プログラムでは、学業だけでなく、社会への貢献と人格の向上を目指した人材育成を行っています。これまでに400名以上の卒業生を輩出し、行政職員や研究者、学校、銀行等で活躍しています。
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バターン図書館・青少年人材育成センター(前身はバターン図書博物館)は、子どもたちに本を読む楽しさを味わってもらいたいとの願いのもと、1985年4月8日にバターン州で初めての図書館として開館しました。2020年12月、同州バランガ市ドーニャフランシスカ地区に移転し、技術的、学術的な専門書や学位論文などに特化した蔵書を提供しています。また、従来の図書館機能に加えて多目的室や製図室などを備えたセンターとして運営しています。
受益者の声
大学教育の様子
レア・パール・プロスさん(21歳)
奨学生になったことは、私と私の家族にとって大変な誇りです。支援のおかげで大学教育を受けることができました。このご恩は一生忘れません。支援によって日々の出費のことを考える必要がなくなりました。そして、勉強に励むことができ大変良い成績を取ることができました。平和シンポジウムと奨学金の様々な活動を通じて学んだ親切さと人生の教訓が私にとっての宝物です。心の優しさを学んだことで、これから家族と他の人を助けることができます。ありがとうございました。
授業の様子
ディアナ・シ・バグイスタンさん(18歳)
私はBCYFIの奨学生で大学二年生のディアナです。奨学金をいただき、心から感謝しています。BCYFIの奨学生になれたことは本当に幸運だと思っています。私と他の学生にとって、この奨学金は大きな支援です。この支援によって大学に通うことができて、いつか私たちの夢が叶うと思います。
この恩返しとして私たちは一生懸命に頑張り、支援してくださる皆様に誇りに思ってもらえるような人間になり、この奨学金を受ける価値のある学生であることを証明します。ご支援くださり、本当にありがとうございます。