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ロヒンギャ難民緊急支援
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会バングラデシュにおいて、UNHCRはバングラデシュ政府および協力機関と共に、ロヒンギャ難民の命を守り、避難生活を支える人道支援活動を行っています。ロヒンギャ難民のみならず、難民を受け入れる地域のバングラデシュ人コミュニティへの支援も行っています。
【緊急支援】
ミャンマーからバングラデシュに避難したロヒンギャ難民を適切に保護し、必要な支援を提供しています。
【中長期的支援】
長期化する避難生活を安心して過ごせるために必要な支援を行い、難民が自立して生活できるよう、職業訓練、教育支援等を行っています。
背景
ミャンマーは1948年の独立以降も、人口の7割を占めるビルマ民族が体制の中心となり、少数民族との間に軋轢が生じています。ミャンマーのラカイン州にはロヒンギャ(イスラム系少数民族)が多く暮らしていますが、迫害や暴力行為のため、1990年代から数万人が隣国バングラデシュに逃れていました。
2017年8月に起こった暴力行為以降、ミャンマー国境を越えてバングラデシュに逃れるロヒンギャの数は爆発的に増加し、2017年8月から2018年3月までに約67万人がバングラデシュに逃れています。大半が徒歩でジャングルに隠れながら、山や川、海を渡り国境を目指しますが、水や食糧もなく、体調を崩し弱り切った身体でバングラデシュの難民キャンプに到着しています。避難したロヒンギャ難民の55%が18歳未満の子どもであり、また30%の人びとが家族を失っています。
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UNHCRは、バングラデシュ政府や現地の協力機関と共に、シェルター(テント)や生活必要物資の提供といった緊急支援に加え、水や衛生、医療、教育など多岐に渡る分野において、人々への支援活動を行っています。
受益者の声
シャタラ・べガムさん
シャタラ・べガムさん(18歳 女性)
1歳の子どもと共に避難してきたシャタラは、バングラデシュに避難してすぐにUNHCRから食べ物やシェルター、保健サービスの支援を受けることができました。UNHCRは母親と子どものためにカウンセリングも提供しており、子どもの栄養状態や授乳、健康を保つための相談に乗っています。「よいアドバイスをもらっています。今までこうした支援をうけたことはありません」とシャタラは話しています。