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一食地域貢献プロジェクト2023のご報告
Feb 28, 2024
こんにちは!一食事務局です。
今回は、昨年実施された「一食地域貢献プロジェクト2023」についてご報告いたします。
昨年は、全国で91教会にご参加をいただき、178の非営利団体へ一食の支援が届きました。前年比で、参加教会数・支援団体数共に約2割の増加となりました!(2022年は79教会145団体)
支援先の事業分野としては「貧困(飢餓)の解消」が最も多く45.3%、次いで「保健・医療・福祉」が28.4%、「教育・人材育成」が21.6%といった具合でした。貧困(飢餓)の解消の分野では、子ども食堂を実施している団体を中心に、経済的に厳しい状況にある子どもたちに栄養のある食事と共に安心できる居場所を提供する取り組みへの支援が多く見られました。
保健・医療・福祉の分野では、障がいをお持ちの方のケアや、犯罪歴のある方の社会復帰支援・虐待を受けた児童の保護など、多岐にわたる団体へ支援が届けられました。
次に参加教会からお寄せいただいた成果や功徳をご紹介します。
―― 成果・功徳 ――
・コロナ禍が収束しつつあり、教会での一食運動の発表の機会などができるようになり、運動の大切さが再確認できる状況に戻ったと感じる。
・本年度も一食の集計を行い、運動に参加する方が増加した。また、金額もこのような情勢の中でも増加している。
・本プロジェクトを通じて、実行委員会が主体的に行動できるようになった。
・・・など、新型コロナ感染症が5類へ移行した影響もあり、対面やハイブリッドなど各教会が工夫して一食を捧げる運動の学習や啓発の機会と贈呈式を組み合わせ、成果へつながっている声を多くいただきました。
また、教会で工夫している事例として報告いただいたものをご紹介します。
―― 工夫している事例 ――
・教会道場や地域道場(4か所)をZoom でつなぎ、多くの参加者に贈呈式に参加していただいた。贈呈式の終了後もYouTube で見ることができるようになっている。
・支援の申し入れをした際に、勧誘されるのではと心配をされたようだ。過去の支援先を教会のホームページに公開している旨を伝えたところ、後日、喜んでお受けすると回答をいただけた。活動をホームページなどで広く公開しておく必要性を感じた。
・支援先の団体の活動に会員が参加し、多くの学びをいただいた。これを機会に継続的な交流を持ちたいと思う。
このように、贈呈式や団体との交流のあり方など、各教会の工夫の様子を伺うことができました!
最後に・・・
昨年に引き続き、本プロジェクトは、支援先団体とのふれあいを通しながら、一食を捧げる運動の精神を、内外共に深める機会として大変有意義なものとなったとの報告を多数いただきました。コロナ禍を経て、徐々に教会で委員会や学習会を開けるようになってきており、プロジェクト委員や会員のみなさんが、相互に一食の理解を深めるられていると感じました!
2023年度、支援プロセスの変更(教会への送金化)が行いましたが、「変更してもらいよかった」との声を多数いただいたことを、大変うれしく思っています。今回の変更をとおして、支援先団体と距離感の近いふれあいをされた教会が多かった結果だと推察いたします。
その一方で、プロセスの変更点に関する問い合わせも多く、より分かり易い資料の作成や情報の発信など、事務局としてさらなる工夫の必要性も感じています。
2024年度の取り組みも3月1日よりスタートいたしました。より多くの支援の輪が広がること、より多くの方へ一食の精神が広がることを念じつつ、皆さまと共に歩ませていただきます!
ありがとうございました。