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「アフリカへ毛布をおくる運動」 日本からの最後の毛布がアフリカの方々に届きました

Apr 13, 2023

日本からお寄せいただいた毛布の最後の現地配付活動を見届けるため、3月16日~25日の日程で、支援先であるアフリカのモザンビークとマラウイを訪問しました。

 

3月20日、モザンビークの現地配付パートナー団体であるクリマ(KULIMA)の案内のもと、毛布を配付するマゴアニ地区を訪れました。「クリマ」は、バンツー諸語で“耕す”という意味をもつ団体で、農業開発・保健衛生・教育・災害時の緊急支援・社会的弱者の支援・環境など様々な分野で事業を行っている団体です。

2000年からアフ毛のパートナー団体として、約15万枚以上(2022年時点)の毛布を各家庭や個人に届けてきました。

写真①サイクロン被害場所

 

配付時にお会いした政府の方からは、「数日前にサイクロンがモザンビーク全域を襲った。ここにいる人たちは着の身着のまま避難してきたため、家を借りるお金もなく、頼る親族もいない人たち。この毛布がすべて。とても大切な毛布である」と日本から届いた毛布がいかに重要な支援となっているのかということを教えていただきました。

 

実際に、一人ひとりに毛布をお渡しすると真剣な表情で受け取られる方がほとんどでした。この毛布がもつ意味は、私が想像している以上に重みのあるものだと感じました。

写真②1つ目の配布場所(避難場)


写真③2つ目の配布場所

皆さまからお預かりした毛布は、そこに込められた想いとともに、しっかりと現地に届きました。アフリカへ毛布をおくる運動は終了しましたが、これまでに築かれた絆やつながりは途切れることはないという思いを強くしました。

みなさまのこれまでのご協力に感謝いたします。ありがとうございました。