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募金箱の”チャリン”に込める願い~研修でいただいた学び~

Jan 14, 2021

皆さんこんにちは!

 

先日、H女学院の皆さんに「一食を捧げる運動」について研修をさせていただく機会がありました。

昨年はコロナで、こうした研修に立つ機会もなかなか無かったので(1年ぶり!!)とっっっても緊張しました(><)

 

久しぶりの研修、チーフさんにレッスンプラン(研修の台本のようなモノ)を見てもらいながら、特に、一食で大切にしている「三つの精神」―同悲、祈り、布施―、ホームページに載っている言葉では説明ができるけど、「私にとってそれって何?」「どんな言葉で伝えたら聞いてくれる人に伝わるだろう」と考えながら取り組みました。

 

そんな中、参加者さんの一人がしてくれた発表がとても印象的でしたので、ご紹介したいと思います。

彼女は、これまでコンビニのレジ横にある募金箱によくお釣りをいれていたそうです。ところが、ある日「自分はこのお金を“はした”のお金と思って、「このくらいならいいか」という気持ちで入れているのではないか」と思って、なんだか申し訳なくなってしまい、それからは募金をすることができなかったと。

だけど、この日の研修のなかで「一食は自分の余分をあげるのではなく、必要な分を捧げる、分かち合う」ということを学び、これからは小さな額にも、自分の大切な分が役に立つようにと願いをこめて募金箱に入れられるように…と話してくれました。

 

私はこの発表をきいて、ズガーーン!!(゜д゜)

そうそう、一食って(この場合はレジ横募金でしたが…)そういうこと!!

献金する額は変わらないかもしれないけど、以前の行動と、学びのあとの行動はすごく違うところがあるなと思います。

 

世の中にはたくさんの、人を救い、世を立て直すための活動や基金があり、もちろん一食も、その募金を役立てていただいている様々な事業やプロジェクトは大変素晴らしいものばかりです。

 

でも一食を捧げる運動で一番特徴的なのは、そのお金を募金箱に“チャリン”とするときに、私たちの心が整えさせていただけること。日々の食事に感謝し、ぜいたくを顧み、平和を祈る心にならせていただけることです。

 

ご飯を抜けばいいのでも、募金箱にお金が入ればいいのでもなく、

「世界が平和になりますように

人のことを思いやる人がふえますように

まず私からやさしくなります」

という祈りのことばを、本当に実践するのが「一食を捧げる運動」なんだ!!

 

と、研修を受けてくださった学生さんの発表から、改めて学ばせていただきました。

毎月の一食実践日は、募金箱の“ちゃりん”の音に目いっぱいの祈りを込めさせていただきます。