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福島で子育てをする家族を支えたい

Mar 08, 2023

こんにちは!一食事務局のKです♪

今日は、2月22日に福島を訪れた時のことをお伝えします。

 

一食平和基金では、東日本大震災の復興支援として、被災地で活動している団体に支援を続けてきました。

今回の福島視察では、事業実施団体「うつくしまNPOネットワーク」の案内のもと、助成支援団体である「Cotohana(コトハナ)」さんを訪れました。コトハナさんは、いわき市や双葉群を中心に3名の若いお母さんたちが中心となり、「『ここで子育てしてよかった』と、楽しく子育てする家族が溢れる地域」を目指して、子育て支援を通じた地域づくりに取り組まれている団体です。一食平和基金の支援は、特に地域情報誌の発行に役立たれています。

 

この情報誌、見た目もかわいく、内容もママ目線の欲しい情報が満載でした!

地域の小児科病院の一覧では、「院内処方」の有無が一目でわかる工夫がされていました。私自身、1歳半の息子がいるのですが、病気の子どもを病院に連れて行って、薬局も行くのって本当に大変、、。そんなママに役立つ情報が他にも満載で「自分の住むまちに、こんな情報誌があったらいいな。」と思いました。

 

コトハナの3人に話を聞くと、原発事故による避難指示が解除になった双葉郡で、活動を始めた2019年当初。子育て世代から、「病院はどこにあるのか」や「子どもが遊べる公園はあるのか」「保育園はあるのか」など、生活していくうえで必要な情報が多く求められたそうです。そこで、「これを見れば何でも書いてある」と思ってもらえるような情報誌をつくろうと、20年から情報誌作りに取り組まれたそう。

今では最新刊が出るたびに、育児園で配られたり、役場でも子育て情報誌として活用していただいているそうです♪

震災から12年がたった今も、双葉群へ戻ってこようと考えている人々や、再開発で新たに移り住もうとしている人々の不安に寄り添い、「安全に暮らしていける」、「安心して子育てができる」と思ってもらえるよう情報発信に取り組んでいらっしゃいました。それは、原発事故が地元に与える影響が続いていることや、その不安と共存していこうとする人々の暮らしがあることを忘れてはいけないと感じる機会でした。

 

3人からは、「一食からの助成を通して支援する側、される側を超えて、ともにいわき・双葉の子供たちを支える仲間でありたい」と嬉しいメッセージをいただきました。

私も子どもを育てる母親の一人として、一食実践を通じて、福島の子どもたちの未来を応援するサポーターでありたいと思いました。