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モンゴルにおける取組みについて

Jan 22, 2022

一食平和基金の支援を受け、「モンゴルにおける医療事業」を実施している国際伝道グループ・モンゴル拠点担当のボルドです。
医療サービスを受けられない貧困層や医療機関から離れている遠隔地に住んでいる人たちを対象に、無料で健康診断を提供する事業です。
最初は専門医をしている会員にサポートして頂きながらスタートしたこの事業は今年で12年目を迎えます。

近年、コロナの影響により、中小企業や飲食店が数多く倒産し、失業者が急増してきました。加えて、石油の値上がりによる日用品の値段の高騰は、貧困がますます深刻化する原因となっています。そんな中、コロナが拡大している地域の人たちに少しでもお役に立たせて頂きたいということで昨年は消毒液、マスクなどを含めたコロナ予防セットを78名に配布いたしました。

コロナ予防セットを用意しているプロジェクトメンバー。

 

また、コロナ予防セットを受け取った人を中心に、専門の医師が電話で医療相談を行いました。コロナ感染がピークになっていた9月に実施させていただいたので、予防セットを受け取った人からは「医療機関がひっ迫しており、電話してもつながらなくてとても不安でした。予防セットを頂き、それに相談も出来て安心した」というお声をたくさん頂きました。
プロジェクトに携わったメンバーも、援助を本当に必要とされていた人たちに届けられて良かったと喜んでいました。

コロナ予防セットを届けている様子。

 

コロナ予防セットを届けている様子。

 

今年も引き続き、一食の「分かち合いの精神」をモンゴル会員に広め、日本の皆さまの真心を、援助を必要とされている方々に届けられるよう努力いたします。