「こころがよろこぶ一食」ワーク Donate-a-Meal Workshop

戦争を乗り越えて生きる人と出会うとき
こころがよろこぶあなたへ

イスに座り微笑む女性

韓国 米本登喜江(ときえ)さん 残留日本人女性保護施設「慶州ナザレ園」で暮らす

戦時中、韓国人の夫と出会い結婚して、韓国で終戦を迎えました。たくさんの人が日本へ引き上げるなか、子どもがいた私は韓国に残ることを決断しました。
終戦から20年間は日本と韓国の間には国交がなく、手紙のやり取りすらできず、日本の家族の行方は分からなくなりました。親の面倒も見られず、親不孝をしました。
ここナザレ園のスタッフの方たちは親切で、本当によくしてくれます。いろんな方に迷惑かけながらでも、こうして暮らしていけるんだから、ありがたいことです。
ですが、やはり父母の国を忘れることはできません。私たちは戦争の時代に生まれて、戦争から家族を守り、生き抜いてきました。ここにいるおばあさんたちのほとんどが認知症だけど、「はるがきた」などの日本の唱歌が流れると、歌い出すことがあるんですよ。「あの人も日本の人なんだな」としみじみと思うのです。

韓国・慶州ナザレ園支援事業

「慶州ナザレ園」は、1945年の終戦前に日本の植民地だった朝鮮半島出身の男性と結婚して韓国に渡り、家族と暮らすため終戦後も韓国に残った日本人女性の保護施設。終戦後の韓国は反日感情が強く、日本人であることを隠してひっそりと暮らしたり、1950年に勃発した朝鮮戦争で夫を亡くし困窮したりするなど、戦争に翻弄され苦労しながら生きてきた女性たちが余生を送っている。一食平和基金では、1987年から継続的な支援を行っている。

献金は、困難な状況にある人を支援する事業で、
大切に使わせていただきます。
一食運動に参加して、応援してください。

第4の扉を体験されたあなたへ

一食運動に関わる人々との出会いはいかがでしたでしょうか? ぜひまた会いに来てください。 第1、第2、第3の扉も開けて待っています。 リフレッシュしたいときにぜひどうぞ。