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HAPIC2022に参加して

Mar 13, 2022

一食事務局スタッフの中山です。
一食平和基金では、本年もNPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)との合同事業として、NGO国内のNGO組織強化、育成支援、連携・協力体制の構築に取り組んでいます。(事業の詳細は、以前掲載したブログをご覧ください)
その取り組みの一環として、213日から15日にかけてグローバルな社会課題について考えるカンファレンスHAPIC2022が開催されました。
今年は「国際協力をリデザインする」をテーマに、500名を超える方々にご参加いただいたオンラインイベントとなりました。

会議の報告は、今後JANICのホームページでも紹介される予定です。今回はHAPICに参加して感じたことをブログに書かせていただきます。
印象に残ったセッションの一つに、組織を自己組織化する取り組みをしたNGOの報告があります。その取り組みは、20223月に経験豊富な事務局長が退任することを受け、組織の「多中心」化によって、スタッフ一人一人に責任の分担が進むよう2020年の6月より2年かけて取り組んだことの報告でした。その中で、「課題を一人が引き受ける組織から、みんなが引き受ける組織(混乱をみんなで引き受ける)」という説明に惹かれました。
私は課題を一人で抱えることへの不安から、課題を引き受けることに消極的になることがあります。リーダーシップがない私がダメなのだと、原因がわからずに漠然と思い込んでいましたが、報告を聞いていると、課題を共有して、チームで目標を決めて、時間をかけて取り組んでいくといった一歩一歩の歩みを、周りの人と協力すれば、一人で抱え込まずにできるのではないかと思いました。
一食事務局でも、チームの中長期の目標を話し合ったり、課題と活動を整理したり、一人ひとりが課題を引き受ける取り組みをしています。組織も人も成長中ですが、一人ひとり(私)が課題を引き受けることが、よりよいチーム、社会、日本、世界づくりにつながっていく。足元の一歩と国際協力がつながったように感じ、大きな学びをいただいた3日間でした。